西良典vsウィリー・ピータース
1992年4月3日、メガバトルシリーズ雷、広島サンプラザホールで行われた試合です。
何気にピータースはリングスマットで日本人初対決、そしてラウンド制も初となった試合。
リングコスチュームもそれまでのアマレススタイルから、キックパンツに履き替えてきました。
しかし、、ピンクのキックパンツをカッコ良く履きこなす選手ってピータースくらいしかいないんじゃないですかね。約30年前ですがめちゃくちゃイケてますよ。
試合自体はそのピータースのパワフルな掌底に西さんが終始劣勢な展開。
おそらくこの時点でピータースは20代半ばくらい、対する西さんは30代ですからね。そこらへんの年齢差はやはり確実にありましたね。
ちなみに西選手は柔道仕込み、プラス打撃の基礎がある選手。「西くんは真面目な良い選手」と前田さんが語る通り、試合でも実直な攻めが印象的です。
ただやはりピータースがやんちゃにかき回してきますので、ここらへんに対応できなかった感は否めないですね。
いずれにしてもまだMMAという競技が浸透していなかった時期たいへん貴重な試合だったと思います。